【予想通りに不合理】 先延ばしの問題と自制心:なぜ自分のしたいことを自分にさせることができないのか

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【先延ばしする子供の特徴】

子供にとって学校の成績は重要であるが、どうしても成績の悪い子供もいることも事実である。
この場合の多くは先延ばしと自制心が足らない場合が多く、子供がそれを自覚するかどうかにかかっている。

早く何々になりたい ( 学業ではなく違う興味の対象 ) や何々をしたい ( 遊びたいやさぼりたい ) という衝動は、今しなければいけないことを先延ばししたい衝動と隣合わせなのだ。

夏休みの宿題を最後まで先延す、そんな衝動があった人は注意が必要だ。

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関連文献 【「やさしさ」と「冷たさ」の心理―自分の成長に“大切な人”を間違えるな (PHP文庫)

  1. 順番を飛ばす: ひとつの課題が行われないとき、延期されているのはプログラムであるとみなせることがある。
  2. 最後に回す: 容易な課題は、最初に行われる傾向がある。行うべき大きな仕事があり、その仕事を終えるために順番に遂行する長いリストがあるとき、人は最も単純な課題から始めがちである。
  3. 逃避する: 先延ばしをする人は、長期的な利得よりも目先の満足を選び、その人が先延ばしにした課題を行うことで受け取るであろう特典を犠牲にして、何か好きなことを代わりに行う。

誤判断としての先延ばし

先延ばしの本質には誤った意思決定がある。 そうした判断には、やるべき何かをしないという判断と、別のことをやろうという判断がある。 それらは誤った判断であって本人もそれに気づいているが、結局それに従ってしまう。 もし人がその結果に考えが至らず間違った判断をしたのであれば、考え無しに行動している事と同義である。

Very tempting Marshmallow test

マシュマロ実験】 「自制心」「セルフコントロール」などと呼ばれている「将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」が、人の社会における成功に重要であることはよく知られている。 この実験の本来の目的は、この能力の幼児期における発達を調査するためであった。

自制心が本来強い子供とそうでない子供の将来性を見た場合、マショマロを我慢した子供の方が総じて良い人生を送っているようである。 マショマロテストは③番の逃避することにもつながるが、先延ばしの問題点を解決する際に、自分自身の心がけが大事であることが、いくつも証明されている。

自分の弱点を自覚し、認めている人のほうが、事前の決断 ( 先の未来には大きな収穫があるから ) し、次の意思決定を未来の為に違うことを考える方向に振り向けている。 事前に決断をしない限り、いつまでも誘惑に引っかかってしまうのだ。この事例は子供ながら自力で問題を克服しているので、子供たち ( 甘いマショマロを我慢した ) は、社会的に成功しやすい資質を持っていると言えるだろう。

関連文献 【人の心が手に取るように見えてくる

【クレジットカードと先延ばしの問題点】

この書籍の著者による面白い浪費克服法を紹介している。クレジットカードの支出を減らす「氷のコップ」という方法である。衝動買いを防ぐ家庭療法である。原理は、水の入ったコップにクレジットカードを浸し、そのまま冷蔵庫に入れる。すると、衝動的に何か買いたくなったとき、氷が解けるのを待たなければカードを取り出せない。氷が解ける頃には、買いたい衝動が収まっているというわけだ。古典的な方法であるが、すぐにカードを使おうという気になれないところが面白い。

【先延ばし心理を巧みに利用しているリボルビング払い】

リボ払いの大きな問題点は

① 高い金利 ② 長期の返済期間 ③ 低い借金意識

3つが相乗効果を織り成し、”返済期間”と”借金意識”の二つがミックスされ、高い金利を長期間にわたって支払っていくことになるという点が特徴である。リボ払いは、毎月の返済額は固定であり、一見支払額は小さく見えます。

分割の場合、返済額が大きくなると、良い意味で焦りを感じ、支払を先送りすることを避ける ( 浪費を避け倹約に努める ) が、リボ払いの場合、いくら浪費しても毎月の返済額は一定であるので、先延ばしの心理が働き、現在いくら借金があるという実感がわきにくいと言うことです。

リボ払いの場合、借入総額が増えても”毎月の返済額が変動しない”代わりに”返済期間が延びる”ことになり、先延ばしの心理を上手く突いた金融商品となっています。

返済期間が延びるということはそれだけ「金利・手数料負担が増える=借金が増える」ということになり、国民に将来にツケを回す現在の政府のようですね。資産運用における「複利効果」のマイナスバージョンであるクレジットカードによるリボ払い、この借金の雪だるま効果を狙う人々による、支払を”先延ばししてしまう人間の心理”を巧みに突いた優れた商品として設計されています。

参照記事 【実は危険な「リボ払い」リボ払いカードの問題点

Credit Card Debt Explained With a Glass of Water

リボルビング払い:問題点】 もともとクレジットカード業界においては、多額の利息を見込めるリボルビング払いに顧客を誘導する傾向が少なからず見られた。具体的にはリボルビング払いで買い物をすると特典(ポイントなど)を与える、リボルビング払い専用のカードのみ年会費無料にする、他の返済方法からリボルビング払いにいつでも簡単に変更できるがその逆はできないなどである。たとえショッピング枠であっても破産(いわゆるカード破産)の危険があることに変わりはなく、何らかの規制を求める声が根強いが、現状では野放しになっているのが実情である。

【クレジット残高や借金残高を公開するブログ】

およらく現在もっとも優れた、もっと現代的な方法論と言えば、ブログに公開することだろう。
著作では、いくつかの家計の詳細や借金の総額、返済額などを細かく記載したブログを紹介している。

参照blog 【あなたより貧乏: poorerthanyou.com
参照blog 【われら借金族: wereindebt.com
参照blog 【借金するより愛し合おう: makelovenotdebt.com

彼らの主張するところは、”消費者は、自制心を養うための援助をほかの消費者に求めている。あまりに多くの企業がなんの自粛もしないためだ”と指摘しており、著者は私たちにほんとうに必要なのは、誘惑の瞬間に消費を阻止する方法であって、起きてしまった後で不満を言う方法ではないと指摘している。

【健康管理の先延ばしダイエット問題】

“Measure Up” Australian obesity TVC

ただこれは、私個人的な意見としては、クレジットカードによる買い物などは、ネット通販などカード番号を入れてしまった場合、数クリックで買えてしまう場合はあまり役にはたたないかもしれない。

なので衝動買いを行う前にリストを創る方法を示したい。欲しいモノリストを創って優先順位をつける。その後、その商品の代替え品を探すというやり方である。

つまり、浪費の行動様式を他に変えてしまうのだ。例えば、甘いモノが好きな場合、ブランドものの一個500円の商品であれば、ノーブランドの一個250円の代替品にまずは (VE:バリューエンジニアリング) し切り替える。

その次に、250円分の価値のある行動、例えばダイエットと健康管理の目標にすり替え、さらに安いバランス栄養補助食品や分割したトレーニング費用に組み替えると言ったやり方だ。

最初はとっつきにくいが、甘いモノが好き ( スイーツ好き ) は、ストレスの発散の窓口になっている事が多く、ストレス発散と太る ( 食べる ) 努力を止めるという意識づけが大事である。

つまり、食べるという行為は変えずに、まずストレスを下げることを目標にすれば、甘い物を食べる行為が減り、ダイエット効果が出てくると、さらに浪費を投資 ( 健康管理やトレーニング ) 費用にスイッチングしていけば、対投資効果が上がります。

最近私はその方法で、20キロの減量に成功した。
あなたも目先の浪費を見直し、将来における投資の方向に目標を向けてほしい。

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