【ぼくらの頭脳の鍛え方必読の教養書400冊】 現場で戦う人の為の 実戦読書術14か条

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戦略的読書術: 趣味の為の読書ではない現場で戦う人の為読書

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立花隆 氏による「実戦」に役立つ14か条、仕事と一般教養のための読書

  1. 金を惜しまず本を買え。本が高くなったといわれるが、基本的に本は安い。一冊の本に含まれている情報を他の情報で入手しようと思ったら、その何十倍、何百倍のコストがかかる。
  2. 一つのテーマについて、一冊の本では満足せず、必ず類書を何冊か求めよ。類書を読んでみてはじめて、その本の長所が明らかになる。そのテーマに関して健全なパースぺクティブを得ることができる。
  3. 選択の失敗を恐れるな。失敗なしには、選択能力は身につかない。選択の失敗も、選択能力を養うための授業料と思えば安いもの。
  4. 自分の水準に合わないものは、無理して読むな。水準が低すぎるものも、水準が高すぎるものも、読むだけ時間のムダである。時は金なりと考えて、高価な本であっても、読みさしでやめるべし。
  5. 読み止しでやめることを決意した本についても、一応終わりまで一ページ、一ページ繰ってみよ。意外な発見をすることがある。
  6. 速読術を身に付けよ。できるだけ短期間のうちに、できるだけ大量の資料を渉猟するためには、速読以外にない。
  7. 本を読みながらノートを取るな。どうしてもノートを取りたいときには、本を読み終わってから、ノートを取るためにもう一度読み直したほうが、はるかに時間の経済になる。ノートを取りながら一冊の本を読む間に、五冊の類書を読むことができる。たいていは、後者のほうが時間の有効利用になる。
  8. 人の意見や、ブックガイドのたぐいに惑わされるな。最近、ブックガイドが流行になっているが、お粗末なものが多い。
  9. 注釈を読み飛ばすな。注釈には、しばしば本文以上の情報が含まれている。
  10. 本を読むときは、懐疑心を忘れるな。活字になっていると、何でももっともらしく見えるが、世評が高い本にも嘘、デタラメはいくらでもある。
  11. オヤと思う個所(良い意味でも、悪い意味でも)に出合ったら、必ず、この著者はこの情報をいかにして得たか、あるいは、この著者のこの判断の根拠はどこにあるのかと考えてみよ。それがいい加減である場合には、デタラメの場合が多い。
  12. 何かを疑いを持ったら、いつでもオリジナル・データ、生のファクトにぶちあたるまで疑いをおしすすめよ。
  13. 翻訳は誤訳、悪訳がきわめて多い。翻訳書でよくわからない部分に出合ったら、自分の頭を疑うより、誤訳ではないかとまず疑ってみよ。
  14. 大学で得た知識など、いかほどのものでもない。社会人になってから獲得し、蓄積していく知識の量と質、特に、二十代、三十代のそれが、その人のその後の人生にとって決定的に重要である。若い時は、何をさしおいても本を読む時間をつくれ。

参照出典朝日ジャーナル1982.5.7初出,ぼくらはこんな本を読んできた(文春文庫)収録
参照画像Photos: Lost in a labyrinth of books
参照画像Bookshelfporn
参照画像82153951 Woman in book store

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