【 日本は災害大国 】 震災を経験した教訓から「災害大国・迫る危機 日本列島ハザードマップ」を贈るようにしている

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2009年 2月号| 特集:失敗に学ぶ知恵 | 科学するこころを開く サイエンスウィンドウ

 

新築祝いでのこと

知人が新築を建てたということで、新築祝いのひとつとして、災害大国・迫る危機 日本列島ハザードマップを贈ることにした。知人は、震災経験者であり、私も同じく経験しており、彼は厳しい生活の中やっと念願のマイホームを手に入れることができたという。

そのような知人であるから、土地の地盤改良においても手を抜いておらず、しっかりと予算を掛けて周りよりも強固な地盤を施工している。また家においては、免震構造を採用し揺れを吸収し倒壊を防ぐ構造となっている。私は仕事の関係上、阪神淡路後の施工物件をいくつか担当したが、皆耐震構造における設計となっていた。

よく勘違いされるが、免震と耐震は概念は異なる。今回訪問した知人の家での免震構造における経験 (もちろん耐震における強度もある) は、彼の柔軟な発想らしい良い住宅となっていた。

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免震と耐震は違う

【 免震構造 】

免震は、構造設計の概念であり、地震力を抑制することによって構造物の破壊を防止することを意味する。これと比較すべき概念としてまず挙げられるのが耐震である。耐震は、地震力を受けても破壊しないという意味であり、構造的に頑丈であること・偏心が小さいことなどを目指して安全をはかることである。簡単にいえば耐震は地震力を受けても壊れないことを指し、免震は地震力をなるべく受けないことを指すのである。

日本列島ハザードマップ

 写真:日本の災害(disasters in JAPAN) 地震災害の様子 | 防災48

 

内容紹介:本書より

朝日新聞が2012年9月から2013年3月まで月1回連載した「災害大国 迫る危機」が書籍になりました。活断層、津波、地盤、斜面災害、インフラリスク、火山の6つの災害について、各地域が抱えるリスクを示す大型インフォグラフィックスを作り、地域の実情や対策の現状とともに収録。

地域ごとの災害史は書籍のために書き下ろしました。日本列島は世界の地震の2割が集中し、活火山の7%が存在、台風が北上するコースにもあたるまさに「災害大国」です。東日本大震災は我々にそのことを再認識させましたが、地震が活動期を迎えたといわれ、温暖化によって気象災害の増加が懸念される今だからこそ、それぞれのリスクを知り、「正しく恐れる」ことが必要とされています。

足元の現実に向き合うことが大事

 表紙 : 災害大国・迫る危機 日本列島ハザードマップ 朝日新聞社 (編集)

 

活断層・津波・地盤・斜面災害・インフラリスク・火山・地域防災計画などの多角的視点から、各地域ごとに丁寧にまとめている。

日本国内はどこも危険であり、安全な地域などは無い事がこれを見て明らかに分かります。災害の多い狭い土地である日本では、身近にあるリスクにおいて非常に脆弱であり、東日本の震災は記憶に新しい。

私は阪神淡路の震災の経験し、もう少し遅ければ崩壊した地下鉄で死んでいたでしょうし、また多くの友人や仲間を失い、家族や家業もその店舗も失いました。その経験から、新築祝いや土地購入などをした関係者の方々にこの書籍を贈るようにしています。

自分達だけは大丈夫なんてことはありませんし、災害はすぐ身近にあります。決して他人事ではありません。ですので、自分の地域ではどんなリスクがあるのか事前に知っておくことは重要です。

日本のみならず、世界の災害や国内で災害の前兆や最悪起こってしまった場合には、この書籍を見返したりしています。ずっと手元においておきたい一冊ですね。

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参照画像 【2009年 2月号| 特集:失敗に学ぶ知恵 | 科学するこころを開く サイエンスウィンドウ】 
参照画像 【写真:日本の災害(disasters in JAPAN) 地震災害の様子 | 防災48】

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