【ギャンブル依存症】 あなたも依存症かもしれない ギャンブル依存症になるまでの 10 のプロセス

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ギャンブル依存症その診断基準

アメリカでは、1980年代から精神医学協会が作成している「精神疾患の分類と診断の手引き」の中にギャンブル依存症が記載されている。これの最新版 【 DSM-Ⅳ 】 は現在まで多数の苦にで翻訳され使用されている。また世界保健機構の手引きでも診断のガイドラインがつくられている。この分野で最も臨床実践の進んだアメリカの診断基準を以下に紹介します。

さらに詳しい内容を知りたい方は 【  ギャンブル依存症 (生活人新書) 】 参照されたし。

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病的賭博 米国における診断基準 【 DSM-Ⅳ 1994 】

A. 以下のうち 5 つ (またはそれ以上) によって示される持続的で反復的な不適応的賭博行為.

  1.  賭博にとらわれている
  2.  興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をしたい欲求
  3.  賭博するのを抑える、減らす、やめるなどの努力を繰り返し、成功しなかったことがある
  4.  賭博するのを減らしたり、またはやめたりすると落ち着かなくなる、またはイライラする
  5.  問題から逃避する手段として、または不快な気分を解消する手段として賭博をする
  6.  賭博で金をすった後、別の日にそれを取戻しに帰ってくることが多い「失った金を深追いすること」
  7.  賭博へののめり込みを隠すため、家族、治療者、またはそれ以外の人に嘘をつく
  8.  賭博の資金を得るために、偽造、詐欺、窃盗、横領などの非合法的行為に手を染めたことがある
  9.  賭博の為に、重要な人間関係、仕事、教育または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
  10.  賭博によって引き起こされた絶望的な経済状態を救うために、他人に金を出してくれるよう頼る

B, その賭博行為は、鬱病エピソードではうまく説明されない。

ギャンブル依存症になるまでの 10 のプロセス

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上記の基準に沿って、ギャンブル依存症になるまでのプロセスを順を追ってみていこう。

① 賭博にとらわれている

  • 競馬をしていない時に、皆が馬券を買っていて、自分だけが馬券を買っていないような錯覚をする
  • 頭の中で架空のレースをしている。新聞等で目に入ると、気が付けば予想している。
  • 夕方になるとパチンコの盤面や雰囲気が浮かぶ。パチンコ屋をつい覗き見たくなる。仕事が終わらないときは、外回りに行くと嘘をついて立ち寄ってしまう。
  • 寝る前に、布団の中でスロットの並び方、打ち方を何度も考えている。

② 興奮を得たいが為に掛け金の額を増やして賭博をしたい欲求

  • 最初は 2.3 万円勝つと大喜びだったが、5 万勝つと 5 万負けても平気になる。取り返せばよいからと、一度大勝した金額へ基準が移っていく。
  • 普段の生活の財布と、全然違うものになる。10 万負けても、サラ金から 20 万円借りて来てするにまたやるという調子。子供のスニーカーの 5 千円が高いと言っているのに、パチスロの金は別で、まったく二重の金銭感覚になってしまう。
  • 借金が大きくなったこともあるが、1 万円 2 万円買っても仕方がない。1 回のレースで 80 万円ほど勝ってしまったことが、災いしたかも。負けても麻痺してくる。

③ 賭博するのを抑える、減らす、やめる等の努力を繰り返し、成功しなかったことがある

  • もう借金はしないと、10 回はカードをハサミで切った。
  • 何度も家族と約束した、誓約書も書いた。約束を破ったら離婚されてもよいと、離婚届も書いて妻に渡した。
  • このままでは駄目だとジムに通ってみたが、やはりダメだった。
  • 教会に行ってみた。そこで献金などができす、牧師などから何か無駄遣いをしていませんかと言われ、ギョっとした。

④ 賭博するのを減らしたり、またはやめたりすると落ち着かなくなる、またはイライラする

  • ギャンブルをやめた生活は、脱力感があり、ボーッとした感じ。
  • とにかくパチンコをしたくて、したくて、胸の中でももやもやして、イライラしてくる。どうしようもなくて、妻の財布から金を抜き取って行ってしまったことがある。
  • 「絶対にやらない」と決めた。そう決めてみると「行くだけならよい」という考えが出てくる。行かないと落ち着かない。結局、パチンコ屋に行って、フィーバーへの対応の分からない初心者に後ろからコーチする。

⑤ 問題から逃避する手段として、または不快な気分を解消する手段として賭博をする

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  • 会社も辞めてしまった。それもパチスロの為。生活費も無くなるし、親に真相を言えば、揉め事になる。考えるのが面倒になってきて、気が付くと金を借りてパチスロをやり、考えることから逃避している。
  • 借金の問題があってもいつも息苦しい。その重圧から逃れる為に、またパチンコ屋に行く。
  • 仕事も立場も変わって、残業、残業で精一杯の状態。家でも妻は嫌いでもないのに、なんとなくうまくいっていない。母親と妻が対立しているのは知っているが、かかわるのも嫌だ。ついついパチンコ屋が落ち着く場所になってしまう。
  • 難しいプロジェクトの仕事に入るとストレスがたまる。仕事から離れたくなる。休日に 20 万ほどわしづかみにして、見知らぬ雀荘に行き、とことん打ち、負けるまで没頭する。

⑥ 賭博で金をすった後、別の日にそれを取戻しに帰ってくることが多い「失った金を深追いすること」

  • ここで負けたのだから、ここで取り返さねばと思う。
  • 負けたときは、なぜ負けたかばかり考え、反省し、よし明日こそ取り返せると思う。
  • 借金返済を意識して馬券の組み合わせを選ぶ。もう一度、借金をチャラにして家族に内緒にしたいと考えている。

⑦ 賭博へののめり込みを隠すため、家族、治療者、またはそれ以外の人に嘘をつく

  • 外でジョギングやスポーツをしているフリをしてパチンコに行き、汗をかいたように見せかけるために、タオルを濡らして帰る。
  • 内緒でやって勝ったのはよいのだけれど、自宅の玄関まで戻って、大金を持っているのがばれたらまずいと思って、とっさにクルマのマフラーに隠して寝た。翌朝、エンジンをかけてからハッと気づいてみると、お札が飛び散っていた。

⑧ 賭博の資金を得るために、偽造、詐欺、窃盗、横領などの非合法的行為に手を染めたことがある

  • 仕事で集金した金を使い込み、それを取り戻そうとまたパチンコを続けた。
  • 自分の生き方として、組合運動を一生懸命やってきたのに、その組合の金に手をつけてしまった。専従をやめ、結局は職をやめて、退職金で償った。
  • 大手の金融から借りれなくなり、闇金と言われるところで借りるようになった。利息がひどくて雪だるまのように膨らむ。とうとう 80 歳の祖母に泣きつき、脅すようにして金を取り上げた。
  • 外ではないけれど、家では、家庭内詐欺、家庭内横領、家庭内窃盗の連続。

⑨ 賭博の為に、重要な人間関係、仕事、教育または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある

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  • 博打のせいで、妻を大変な目に追い込んだ。
  • 離婚された。借金を払えないし、慰謝料、子供の養育費も払えない。会社を退職することにし、退職金はほとんどを妻子に渡した。身軽になっても競馬をやめられない。とことん賭けて持ち金が尽き、ホームレスの人達のいる土管のようなところで寝た。
  • 田舎を離れたのは進学するためだった。成績もまずまずだったが、高校の下宿中にパチンコを覚え、さらに大都市の予備校で病みつきになった。夏期講習の金をつぎ込み、ついに予備校を止め大学も断念することになってしまった。

⑩ 賭博によって引き起こされた絶望的な経済状態を救うために、他人に金を出してくれるよう頼る

  • 一人暮らしで看護婦をしている優しい姉がいる。自分はいい年をして、すぐ姉に泣きついてしまう。500万円を超えているかもしれない。
  • 親の残してくれている土地がある。どこかでそれを意識していて、せっかく妻の名義にしておいたのに、それを売り、借金を払ってほしいと考えてしまう。
  • 結局、自分ではどうしようもなくなるので、叱られるなとは思うけど、借金がわかるように、督促状を妻の目につくようなところに置く。恐れながらも、妻に払ってもらうように頼っている。

以上のように、彼らの発言を診断基準に基づいて整理した。皆さんはいくつ当てはまる項目があったでしょうか。

彼らにおけるいくつかの共通項としては、ギャンブルを初体験したビギナーの時期に、 1 日であるいは 1 勝負で数万円の金額を買ったという、いわゆるビギナーズラックを経験している人がかなり多くいたと報告している。

最も多い共通項としては、それはやはり借金の問題と指摘している。
それも消費者金融、いわゆるサラ金からの多重債務でした。

ほぼすべての人が借金を抱えており、アルコール依存症がほぼ100%肝機能障害をもっているのと同様の現象という。そこで著者たちは上記の基準に新たに消費者金融に関係するチェック項目を入れて、下記のような自己診断チェックリストをつくったという。

賭博 に関する 10 の質問 ( 自己診断チェックリスト )

□ 賭博の事を考えて仕事が手につかなくなる事がある。
□ 自由なお金があると、まず第一に賭博のことが頭に浮かぶ。
□ 賭博に行けないことでイライラしたり、怒りっぽくなる。
□ 一文無しになるまで賭博をし続けることがある。
□ 賭博を減らそう、やめようと努力したが、結局駄目だった。
□ 家族に嘘を言って、賭博をやることがしばしばある。
□ 賭博場に、知人や友人はいない方がよい。
□ 20万円以上の借金を 5 回以上した、総額 50 万円以上の借金があるのに賭博を続けている。
□ 支払予定の金を流用したり、財産を勝手に換金して賭博に当て込んだことがある。
□ 家族に泣かれたり、固く約束させられたりしたことが二度以上ある。

依存症 は 様々なところで散見される

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ギャンブルとは本来、人間が考え出した遊び、レジャーです。退屈な人生での”スパイス”かもしれません。

しかし、勝ち負けの楽しみのプロセスを乱用することで、抜き差しならない状態、自分の意志でコントロールできない「ギャンブル依存症」という状態に陥ってしまうのです。

パチンコ、パチスロ、競馬、競輪、マージャン、ポーカー、バカラ。最近では宝くじやロトやビック、オンラインゲームなどが散見される。サラリーマンや主婦、学生にとって日常生活に刺激を与えてくれるギャンブルも度を越せば「依存症」という病に落ちる。

ギャンブルという切り口に焦点をあてているが、クレジットカード・ドラック・買い物・タバコ・飲酒・過食とダイエット・運動によるランナーズハイ・セックス・占いなどのスピリチュアルなども依存症に傾向にあるだろう。

仕事からの逃避、多額の借金、度重なるウソ、家庭の崩壊、そして人生の転落が始まる。それらの事例と心理面から、具体的治療法を考察し紹介するすぐれた書籍といえるだろう。

あなたにはどうか依存症に陥らないように普段から意識することが重要だ。

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