【決断と賢明な意思決定のポイント】 コレクションマニアが陥った 2 つのバイアス と 見直すための 5 つの処方箋

[`buzzurl` not found]
Pocket

256659899656320

 

コレクションマニア:やめることも、続けることも出来ない状況

私の知人の親戚で、かなりの鉄道模型マニアがいるのだが、彼は十代後半からずっと小さな車両を集め続けていた。
知人は、彼の自宅に招かれて自慢のコレクションを披露してもらったことがあり、そのコレクションは彼の人生をかなりの部分を占められている。

そんな彼が、結婚をし子供もいる家庭人を演じることになり、家計の見直しを迫られていた。

依頼したファイナンシャルプランナーから「収入に対して趣味にかける金額が多すぎるので、その趣味を止めるか、お金の掛からない違う趣味を探してください。」と趣味における費用削減を指示されていた。

彼にはかなりの借金があり、クレジットカードですぐに欲しいものを買ってしまう依存的なところがり、趣味と家庭の両立に苦しんであるのであるが、その彼は小さな時から習慣化した趣味をやめただろうか。だが彼はそうしなかった。

「仕事もきつく、それなりの責任も持たされ、家庭ので生活も親としてするべき事が多く、唯一の楽しみがこの模型なのです。やめることを選んだら、今までしてきたことが無駄になり、かけた時間やお金はどうなるのですか。やめてしまうと私の生き甲斐がなくなってしまいます。」

スポンサーリンク

目先の欲望満足バイアス

知人からの話をまとめると、おそらく彼は 2 つほどのバイアスにかかっている可能性がある。

ひとつめは、”目先の欲望満足バイアス“の可能性である。すぐに満足を得たいという欲望を我慢できない人であり、今すぐ報酬を得られることに飛びつき、すぐ代償を払わなければならないことを避ける傾向である。

埋没コスト

もうひとつは、”埋没コスト“に引きずられている可能性もある。彼が合理的であれば、将来の結果を念頭において、意思決定をしただろう。

彼はもう取り戻すことのできない支出を、投資と混同している可能性もあり、すでに支払ってしまったコストを考えず、将来の利得とコストを考慮すれば、効果的な意思決定ができるだろう。

現在下す決断は、将来にしか影響を与えることができない。現在行う決定によって過去を修正することは出来ないからだ。そのようなことから、このふたつのバイアスを見直す必要があるだろう。

目先の欲望満足バイアス 2 つの提案

このバイアスにかかる多くの人が忍耐と長期的な視野を持てない理由が、見返りが得られるのが遠いほど、その価値を著しく低く評価することが多い点が挙げられる。

なので、その観点から以下の 2 つの提案を記載したい。

  1. 長期的目標を設定して、頻繁に見直すこと
  2. 報酬だけでなく、代償にも目を向ける

① は、頻繁に見直すことによって長期的な関心を持ち、小さな目標をいくつも設定して逆算することで、見返りがないかもしれない決断の価値を正しく評価することが出来る。
② は、重大な決断を下す際に、代償に目を向けることが、重要で年を取ったときに無一文になった場合を考える必要がある。

埋没コストを見直す際の 3 つのポイント

  1. 今日の決断は過去ではなく将来にしか影響を与えることができない
  2. 引き際を知り、失敗を許容し認める
  3. いつも一貫している必要はない

① は、意思決定する時は過去の損失やコストを気にしないことだ。難しい場合もあるが、過去は戻らないからだ。
② は、引き際を知り、成果に繋がる場合と、見当違いなのかを状況を区別する選球眼を磨く必要がある。
③ は、柔軟性を持ち、いつも一貫しているのが正しいわけではなく、条件や環境が変われば、適切な決定ではなくなる場合もある。以前の決断が間違っていたというわけではなく、決断したときの状況が違ってきたことを認識することが重要である。

彼の場合は、認識を変えることにより、二次元を切り取る ( 写真とCGを趣味にする ) ことで解決しました。

以上のケースがあるように、あなたも似たケースに遭遇した場合に、意識して賢明に意思決定に役立てて頂きたい。

参照文献もう決断力しかない―意思決定の質を高める37の思考法

スポンサーリンク

参照画像 【Change Psychology: Correspondent Inference Theory】
参照画像 【What Is Confirmation Bias?】

DeSwitch Twitter

あわせて読みたい