【情報と意思決定】 経営の意思決定/作戦情報理論/武器としての決断思考 を巡る 決断までの 4 つのポイント

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戦闘ドクトリンと意思決定:得意技を以て相手を変えてしまう

昨今のアジア情勢を見ても、大陸側の強硬姿勢と圧力をかけてくる動きが激しいが、自国が得技技を発揮するには、どのように敵を操作し、環境を変化させるべきかを考えることが重要だと思います。

ビジネスで言えば、自分のビジネスモデルを受け入れさせるためには、どこを突いてビジネス環境と競争相手を変化させるか?を考えることが大事である。

そのような場合、選択と決断によって将来の行動に有利に、相手を自分の色に染めるかという戦略的な発想が重要です。その場合において役立つ書籍をいくつか紹介したい。

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オペレーショナル・インテリジェンス

情報活動のスタートは「何をいつ決断するか」からです。何を判断するか、そのための鍵となる情報は何かを決定する。以下にあるプロセスを経て、情報活動を行う。

① 情報の要求

どんな情報資料を集めるかを考え、どこから収集するかを計画し、収集を行います。

② 情報資料の収集

様々な資料を見たり、人に聞いたりする。

③ 情報資料の処理

収集した資料の正確性を分析・検討し一覧表等にまとめる。

④ 情報の使用

情報に基づいて判断する。

何を判断して、何を決断するか

また決断する際に、情報が不足する場合は、決断に至るための新たな情報要求を行う。

情報活動のサイクルにおいて、最も重要な「何を判断して、何を決断するか」を考える際に、軍事面からみた様々な事例を取り上げています。

判断と決断に紛れ込む雑念の大部分は「私益の考慮」と「恐怖感」であり、その局面局面で、「歴史の経験則」は決断や判断においてきわめて重要である。

決断と判断においては、どこまで決定できるかを先行的に決めなければなりません。

すなわち、舞台に立つ前に「何を考えなければならないか」を決めることが重要であり「何をいつ決めるかを、まず決める」ことの重要性が書かれています。

経営意思決定の原点

意思決定の面から経営を見た場合、経営者及び組織及びそれに関わる個人には、様々なバイアスにかかっていることが多い。その場合の企業に当てはめ、いくつかの事例を見ることで、自らの企業にどう当てはまるか、それを自覚することを促している書籍と思います。

意思決定の手順

  1. ・問題を正しく捉える
  2. ・目的を明確にする
  3. ・選択肢を考える
  4. ・それぞれの選択の結果を考える
  5. ・それぞれのプラスマイナスを比較する
  6. ・不特定要因をはっきりさせる
  7. ・どこまでのリスクを負えるかを考える
  8. ・その他の決定への影響を考える

著者らは最初の5つのステージの頭文字を取ってProact(先手を打つ)と呼び、時間やその他の原因で「決定させられる」のではなく、自らを「決定する」ことの重要性を説いている。

ずるずると先延ばしにすることや、何をしたいのかという目的を本当に踏み込んで考えることがなかったり「意思決定の最も根本的な問題は怠惰になる」というのは至言であるかもしれません。

心理的な意思決定の落とし穴

身近なデータから判断しようとすることによって生じるバイアス

1. 思い出しやすさのバイアス

最近起こったことや、より記憶に残っていることが意思決定に左右しやすい。

2. 記憶の仕方によるバイアス

記憶の仕方に一定のパターンがあると未知、違うことに対してもそのパターンを適用しやすい。

3. 関係の思い込み

2 つのことが何回か同時に起こると(偶然であっても) 2 つには関係があると思い込みやすい。

代表性に左右させることによって生じるバイアス

4. 確率の無視

情報が多いと、惑わされて基本的な確率のデータを忘れてしまう。(例:起業家が必ず成功すると思い込む)

5. サンプルサイズの無視

特殊事例が意思決定を大きく歪めてしまうことがある。

6. 確率の見誤り

失敗が続くと、次は必ず成功すると思う。(数回の連続の失敗は統計上よくあること)

7. 中間値への帰納

一般に、大変良い結果が出た次は悪い結果であることが証明されているが、過去のデータの延長をそのまま信じたがる。

8. 具体性の罠

より具体的な記述の方が、一般的な記述以上に確からしいと思いやすい。

9. 基準修正の失敗

いったん基準が頭に入ると、それを修正することは難しい。(根拠がなくても評判が気になる)

10. 同時の錯誤

物事が同時に起きる場合には確率を過大予測し、独立に起こる場合は過小予測する。

11. 自信過剰

比較的難しい問題に対する自分の判断を過信する傾向がある。

その他のバイアス

12. 偏った情報収集

自分の考えを正当化するデータばかりを探し、あわないデータを無視過小評価する。

13. 結果からの後付け

ヒンドサイト・バイアス:結果が分かった後、自分はもっとうまくやれた、思った通りだったと過信しやすい。

このようにいくつかのバイアスから見た経営の意思決定について企業事例を用いて論じている。

参照文献 【 経営意思決定の原点 】

武器としての決断思考

要は、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくと言うことが誰にでも読みやすく論理的に書かれている。
以下は、そのポイントである。

● 反論に耐えたメリットとデメリットを比較して、決断していこう。
● どちらが重要かは、「質×量×確率」で考える。
● 世の中に正解なんてものはない。
● 正解がわからないから動かないのではなく「いまの最善解」を導き出して行動する。
● 根拠を比較して得た結論をとりあえずの「答え」にしよう。
● 前提が間違っていたら修正して、また行動すればいい。
● 行動を積み重さね、最善解に近づくための「決断思考」である。

広く浅く決断思考を理解するにはいい書籍だと思います。書籍を読んで、武器を手に入れたら、明日の人勢を力強く歩んで行って欲しいと思います。

武器を持ったあなたたちが未来を作るのだから。

まとめ:意思決定能力を向上に導く10の心得

以下にそれぞれ言いたいことをまとめてみたいと思います。

① 意思決定能力は向上させることができる
② すべては目標からはじまる
③ 合理的なプロセス6つの手順を使う
④ 何もしないことにもリスクがあることを知る
⑤ 自己を知り、パーソナリティの傾向を知る
⑥ 自分の考えと矛盾する情報を探す
⑦ 中立の第三者は状況をどういう目で見るだろうかと考える
⑧ 偶然の出来事に意味をこじつけない
⑨ 創造力を駆使して選択肢を探す
⑩ 失敗を恐れずチャンスを逃さない

詳しい内容は下記の記事にまとめているので、あわせて参照していただきたい。

参照記事 【【決断力を磨く技術】 意思決定能力を向上に導く10の心得

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