【決断力を磨く技術】 意思決定能力を向上に導く10の心得

[`buzzurl` not found]
Pocket

 

① 意思決定能力は向上させることができる

意思決定のプロセスを重視し、結果の責任を自己で持つ覚悟を持てば、意思決定能力は向上する。 適切なプロセスを使い、結果に関係なく、すぐれた意思決定をすることができるが、適切なプロセスを使えるようになるのは簡単なことではない。 かなりの努力が必要であり、今持っている悪い習慣の多くは長い年月の間に染み付いたものだ。 それを一晩でよい習慣に置き換えることはできないが、その適切なスキルを身に付ける一歩を踏み出すことが重要である。

スポンサーリンク

② すべては目標からはじまる

目標の重要性は様々な書籍などで紹介されるが、この重要性は意思決定の根幹となる。あらゆることが目標から始まる。目標が無ければ合理的にはなれないし、重要な決定事項とそうでないものを区別できない。 どの情報が重要で、いくつかの選択肢の中から選ぶことも困難である。

また選択した後で後悔することも多くなる。目標は長期的なものと短期的なもの両方が必要である。また現在から未来へのロードマップが必要であり、それらが揃い明確であれば、驚くほど簡単に決断を下すことができる。 後で後悔することになる方向へ進むような選択をする可能性を大幅に減らすことができる。

③ 合理的なプロセス6つの手順を使う

効果的な意思決定の目標は、できるだけ合理的になることだ。 合理的とは、与えられた制約の中で一貫性があり価値が最大となる選択をしようとすることだ。 以下は、合理的な意思決定のプロセス6つの段階を踏むこと。

  1. 問題を特定し定義する。
  2. 意思決定の基準を特定する。
  3. 基準に重みづけをする。
  4. 選択肢を考え出す。
  5. それぞれの選択肢を評価する。
  6. もっとも得点の高い選択肢を選ぶ。

まずはこれらの段階で、バイアスやパーソナリティ傾向、悪い習慣などが邪魔をするので、これらの癖があることを理解することである。 どんな場合も首尾一貫している必要があるかと言えば、その必要はない。 一貫性にこだわると変化に対して障壁を築いてしまう。

先進社会の多くは一貫性を重視し、首尾一貫しない行動を軽蔑するが、柔軟性が強みになることがあり、客観的に根拠が示すことが出来れば、一貫性がなくてもかまわない。 条件は変化する。重要なのは、変化を柔軟に取り入れ条件の変化を読み、一貫性を装うためだけに、無謀に間違った道を進み続けることだけは避けることが重要である。

④ 何もしないことにもリスクがあることを知る

困難で複雑な決定に直面したときに、多くの人の自然の反応は何もしないことだ。 その原因は失敗するとしても慎重な道を選んだ方がよい、決定を先送りするリスクはゼロか、あったとしても最小限だという思い込みにあるようだ。何もしないという決断もやはり決断である。

現状維持という決断である。 現在の状態が好ましいものであれば、これまでのやり方を続けるのにかかるリスクは最小限であるが、難しい選択を避けるためにこの現状維持が取られると、深刻な障害となる。 ときどき自分に「なぜ今の道ではない別の道を取ってはいけないだろうか」と問いかける必要がある。

「なぜ変わるべきか」というフレームから「なぜ変わってはいけないのか」というフレームに変えることによって、積極的になり、問題が深刻になる前に対処できる可能性が増すだろう。

⑤ 自己を知り、パーソナリティの傾向を知る

あらゆる個人が特定のパーソナリティ傾向を持っているが、要因は7つありこの傾向から行動を修正することができる。

  1. 決定スタイル
  2. リスク許容度
  3. 統制傾向
  4. 先送り傾向
  5. 直感性
  6. 感情のコントロール
  7. 自信過剰

要因はこれだけではないが大きくわけていくとこれらの傾向である。パーソナリティに関するこれらの情報を使い、自分の傾向をよく理解し、こうした傾向が意思決定の効率を妨げるかもしれない場合には、行動を修正するべきだ。

⑥ 自分の考えと矛盾する情報を探す

自信過剰、確証バイアス(過去の選択が正しいことを裏付ける情報を探すこと)、後知恵バイアス(ある出来事の結果を実際知った後に、あたかもその結果を予想していたかのように思い込むこと)に対抗するもっとも効果的な手段のひとつは、自分の考えや思い込みと矛盾する情報を自分から積極的に探すことだ。

自分が間違っている可能性から目をそむけずに検討するのは、実際よりも自分は賢いと考える傾向に疑問を投げかけることになる。自分の考えが間違っていると仮定し、別の説明を積極的に探して、自分自身に対して意図的に反対の立場を取ってみるのだ。もし自分の考えが正しければ、厳しい反論にも耐えられる。欠陥があるならば、この方法を取ることでそれが明らかになるだろう。

⑦ 中立の第三者は状況をどういう目で見るだろうかと考える

自分のバイアスのかかったレンズを通して見ていると、状況の異なる見方で見る事は難しい。 姿勢や動機、期待、利害、偏見、過去の経験が客観性を曇らせる。こうしたバイアスに対処するのに効果があるのは、状況から一歩退いて客観的な第三者の視点で見てみることだ。

自分の決定や関わり、好き嫌い、フレームなどを通さずにその決定を見ることができる誰かの目でみるのだ。 重要な決断をするときには、ほかの人のアドバイスをしてもらうべきだ。中立の立場からのインプットは、自分では持てない見解や視点を必ず与えてくれる。

⑧ 偶然の出来事に意味をこじつけない

教育を受けた人は、原因と結果の関係を探すよう訓練されている。何かが起こると、なぜだろうと思う。 このように考えるのが望ましいのは明らかだが、マイナスもある。たまたま何かが起こると、われわれはその理由を探そうとする。 そして理由が見つからなければ無理に意味をこじつけようとすることは危険であり、世の中には偶然の出来事あるのだ。偶然の出来事を無理に意味づけしないようにすることだ。

⑨ 創造力を駆使して選択肢を探す

当然と思われる選択肢が完璧に見えても、その選択に飛びついて意思決定のプロセスを終わらせようとする傾向に抵抗しなければならない。選択肢の幅を広げる為に探索を続けよう。もっとも大事な事は、創造力を駆使して選択肢を探すことだ。 観点を変える、奇抜な選択肢、型破りなもの、前例のないものを探そう。

多くの選択肢を考え出し、選択肢が多様になるほどすぐれたものを発見できる可能性が高くなる。

⑩ 失敗を恐れずチャンスを逃さない

失敗を恐れて何もしなければ、どうしても選択せざる得ない状況にならないと選択しないからだ。 そうなると学ぶ機会や、意思決定までのプロセスが発揮できず、リスクは増大する。 それが続くと自ら積極的に決定しなくなる。リスクを負おうとせずに、安全策を取って安全な選択が最上の選択である場合も多いが、いつもそうであるとは限らない。

何が何でもリスクに挑戦しなさいと言っているわけでは無く、リスクは慎重に、理性的に、状況を選んで、周到に可能性を検討した上で選ぶ必要がある。 成功の見込みがわずかしかない選択肢は、いかに見返りが大きかろうと、ギャンブル以外何物でもない。 しかし、成功する見込みがかなりあって、失敗する可能性があるというだけで、チャンスは逃してはならない。

「人間には自分で決断することによって自分の将来をある程度コントロールする力が備わっている。」実際に意思決定が好ましい結果を生む確率も上げることもできる。 優れた意思決定ができるようになるのも、あなた自身の選択である。

スポンサーリンク