【ミニマリスト・ライフ】人生をシンプルに変えよう : 最適な意思決定を導く快適習慣術:情報取捨選択・シンプル整理法
“情報食べ放題時代”のもっともコンパクトな収集術
情報メタボにならないように
情報に流されるのではなく、どの情報を取り入れるか、しっかりと選び、それを知識と知恵に変え、意思決定に活かすのが重要です。
ジャンク情報を見分ける
過剰な情報は、麻薬よりもIQが下がります。なんだか頭がボーッとする、考えがまとまらない。あくびが止まらない、いいたいことがうまくいえない、記憶力が悪くなった。私も過去はこのような状態に陥ったことがあり、大変危険だったのを憶えています。あなたも注意が必要かもしれません。
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ジャンク情報の定義
● ゴシップやガジェット
● 悲しみや怒りの情報
● 流行の口コミ、ファッション・スイーツ情報
● ランキング情報、バラエティ番組
● 漫画、雑誌など
をこの著者は定義しています。一度にすべて情報を遮断することを推奨(断食)していますが、まずは我慢せずにいらないなぁと思うところからでいいと思います。
大切なのは、ジャンクうんぬんではなく、どのように情報を選択し、意思決定に活かすかそしてどうやって記憶に定着させ、知恵に変え活用するか、皆さんも考えてみてください。
本当に栄養ある情報を手に入れるには
栄養ある情報とは、あなたを向上させてくれる情報であり、目を覚まさせてくれるような気づきを与えてくれたり、意思決定を手助けしたり、困難に打ち勝つための決断のヒントを与えてくれる情報です。
本当に安全で品質のよい情報を得たければ、それなりの行動やお金を払って、手に入れるのが一番です。受け身ではなく信頼できる、有益な情報を手に入れやすいと考えます。
有益な情報を得るための 5 つのアイデア
- ネットを使う場合、アクセス数の多い人気サイトに行くよりも、関心のある言葉で検索してみる。
- 書店など気になる分野の専門書を探す時は、評論家ではなく、実践して結果を出している人の教えを探す。
- セミナーや勉強会など、有益な情報を収集する心構えで望み、常にアンテナを立てる。
- 習い事などいままで関わってこなかったものに挑戦してみる。
- 積極的に旅行や新しい街など、まったく考えたことのない地域や国に足を向けてみる。
頭に入れるにはどうするのが一番効果的か
栄養になる情報を手に入れたら、どうやって情報を管理するかという問題になってきます。
もっとも効率的に情報を頭にスッキリ整理して、知識化し知恵に昇華するのがいいのかと考えると、人に教えることであると米国の研究者たちによって解明されていると言うことらしいですが、皆さんも経験済みかと思います。
分かりやすく言うと、インプットした情報をアウトプットする。出して(捨てる)ことで整理される。これが情報を頭に入れる一番のコツと思います。ますは仕入れた情報を、人に伝えるつもりで、自分なりの解釈を加えたり、コンパクトに要約し”料理”して、ノートやPCに記憶していくと良いのです。
最近では、ツイッターやブログ、SNSなどを通じて、人に教えてあげる機会があふれています。料理=加工の腕が上がってきたら、加工した情報をソーシャルで伝える。
上達してきたら、ブログというレストランを開いて、多くの人々に料理を振る舞ってみるのも楽しいですね。
これらも現に、仕入れた情報をまとめていますよね。
情報料理法:情報料理のワザ、いろいろ
① 美味しいところだけ「お刺身」にする
あなたの理解を深めるために、情報の大トロの部分だけを”箇条書き”や”要約”にして抜出し、それをノートやPC、ブログなどに記録します。
② 組み合わせて、抜群の「カクテル」をつくる
情報の関連付け次第で、覚えやすくなったり、面白くなったり、思いがけない化学反応が起きます。
遊び感覚で、ああでもないこうでもないと組み合わせていくうちに、調和するパターンやぶつかるパターンなどが見えてきます。
あなたは、情報の本質を深く知ることになり、使える知識や知恵になっていきます。
③ 味付けを変える
情報において、長い場合や回りくどい言い回し、学術的な意見など、あなたの手で味付けを変えてみましょう。
辛くしたり、甘くしたり、女子向けにしたり、たとえ話を使ったりして、あなたがわかりやすくするのです。
④ 小分けやコースにして、食べやすくする
人が一度に受け止められる情報量には、限りがあります。
情報量が多い場合には、フルコース料理のように順序立てて少しずつ説明したほうが、理解しやすくなります。
情報を料理して、自分の頭もスッキリさせて、アウトプットを行い、知識を知恵に活かし、あなたの日常で役立てて頂きたい。
ものを減らしてシンプルにする 5 つのステップ
このステップは、とても単純明快です。
推奨では 80% まで小奇麗にできる手法として本書は伝えている。
ステップ① 全部、出す : 表面にあるものや中身を一旦全部外に出す
あちこち散らばっている細々としたものを、1個ずつどかして拭いて元に戻す手間と面倒を省くことが重要です。
● コツ① まずは見える面から行う
● コツ② 何も考えず、とくかくどかす。
ステップ② 拭く・磨く : 邪魔なもののなくなった平面をラクラク掃除
拭き掃除・掃き掃除に手間がかかる一番の原因は、ゴチャゴチャとした障害物が置いてあることです。全部出した後、効率的に進めましょう。
ステップ③ 捨てる : いらないものリストを見ながら機械的に
一か所に集めたものをリストアップし、いらないものリストをつくります。その場で、リストに基づいて瞬時に判断。機械的にバンバン捨てていきます。
この場合、本当に必要な 2 割だけ残して、必要のない 8 割を捨てるのを目標とする 80:20の法則を推奨しています。
いらないものリスト 10 項目
① 半年以上、使っていないもの
② 今後、使う確率のほうが低いもの
③ たくさんあって余剰なもの
④ なくても困らないもの
⑤ 代用できるもの
⑥ 存在を忘れていたもの
⑦ 邪魔なもの、負担になるもの
⑧ 壊れているもの
⑨ 未完成や未完了なもの
⑩ 落ち込ませるもの、元気を奪うもの
ステップ④ 収納場所を決める : 5 つの質問にしたがって
ロナルド・メイス教授が提唱した” ユニバーサル・デザインの原則 “が大変役に立ちます。
質問① 労力が、かからないようになっている?
質問② 見つけやすい手がかりをつくった?
質問③ 安全第一になっている?
質問④ スペースに余裕がある?
質問⑤ キッチリ決め過ぎてない?
よく目につくところには、収納位置をつくらないことです。そうすることで”片付いている感”が高まり”綺麗に保ちたい欲求”もアップするからです。
ステップ⑤ 戻す : これだけ
ホームポジションに戻して終了です。いらないものというのは、あなたらしくない部分、それを捨てて整理していくことで、あなたが好きなもの、心地よいと感じるものだけを残して、快適な場所を創り上げましょう。
綺麗な状態をキープできる簡単な方法
最後は、ものを増やさない簡単な方法を紹介します。
” 1つ入ってきたら、1つ出す “という” 1イン・1アウトルール “です。
① 1 つ買ったら、1つ捨てる
上質な生活を目指す為には、コレクションよりセレクション。
② 1 つ保管したら、1つ捨てる
何年も開けることのない収納は、それは残念ながら、事実上のゴミ箱です。
③ 1 つもらったら、1つあげよう
1つ喜ばせてもらったら、1つ喜ばせてあげる。
食べきれないお土産をもらったら、みんなに分ける。ものやお金を循環させていくことで、人のつながりができてきます。
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シンプル、それは究極の洗練である。_レオナルド・ダ・ヴィンチ
毎時間ごとに自己と対話すれば、勇気あるものの見方、幸福になるものの見方、力強いものの見方、安らかなものの見方のできるように、自分を方向づけることができる。あなたが感謝すべき事柄について自己と語り合えば、心は天高く昇って歌を歌いたくなる。