【天才を考察する】 才能を伸ばす為の子育てで押さえておくべき 4 つの指針

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そのやり方が子供をだめにする

子育ては重要である。我が子の成功を後押しするために親ができることは数多くある。また用心して避けるべき、接し方の重大な誤りというものもある。

才能があらわれる前に枯れてしまい、世間に存在を知らずじまいだった天才は、いったい何人いるだろう?じつのところ、その数は計り知れない。

ミハイ・チクセントミハイ、ケヴィン・ラサンド、サミュエル・ウェーレン

親がなすべき仕事を考えたことがあるだろうか。ほとんどの親は、子供の教育に戦略的に当たらない。所謂場当たり的で、成り行き任せの日々の生活での在り方のみを考えていることが多いだろう。

親が成すべき仕事は、そのプロセスを尊重すること、自らそれに関与することだ。子育てする親は、わが子だけの生物学的な構造と外界の様々な様相との相互作用を家庭で見守ることになる。

子供を笑わせるもの、泣かせるものは何か。子供の注意を引くもの、子供のうんざりさせるものは何か。味のいいもの悪いものは何か。そうしてわかってくるのは、子供のあからじめ決められている設計図ではなく、親が見せてやる世の中の様々に異なる様相に対し、子供がどのように反応するかである。たしかに親は大変重要である。だが子育てはすべてではないし、唯一なものでない。

親はあらゆるものを完璧に制御する力は持っていないので、何かよくわからない結果が生じたとしても、たいていは、その責任のすべてを背負込むべきではない。 とはいえ、子育てが大変重要であることはたしかだ。そこで、親として我が子の目標、計略、人生観に影響を与える範囲で、優秀さを目指す際の 4 つの指針を見ていくことにします。

さらに詳しい内容を知りたい方は 【 天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当 】 参照されたし。

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才能を伸ばす為の子育て 4 つの指針

  1.  信じること

  2.  抑えつけず、支えてやること

  3.  着実に、粘り強く

  4.  失敗を受け入れる

1. 信じること

早期から才能を伸ばす子供に共通するポイントは、何か物事について途方もない反復練習、親の根気、文化の強い後押しなどがあげられ、子供はつらい困難を乗り越える。

天才児を育てた親の育成法をあげると、親がさかんに働きかけること、練習を怠らないこと、暗記と多くの忍耐を持たせることだという。モーツァルトの進歩に不思議なほど一致している。

芸術面のトレーニングは早期から始める方が圧倒的に有利である。能力は、遺伝によって必ずしも決まっているのではなく、訓練と指導によって身に付く。才能と能力は、一握りの特権者の占有物ではない。

どんな人も正しい訓練と忍耐によって大きな成功を収める事が可能である。子供の能力を開発するため、親はできるだけの方策をかき集める義務があることを信じるのが第一歩である。

親として、わが子が「生まれつきの才能」を授かった数少ない一人かどうか思案するのではなく、わが子の途方もない能力を秘めていることを心の底から信頼するのである。親の信頼が無ければ、子供の業績を成し遂げる見込みは少なくなるのだ。

2. 抑えつけず、支えてやること

私が職業上よく目にするケースである。自己愛の強い親が、目標達成を愛情に結びつけることで子供の自己意識を損なう、わかりやすい見本だ。

ピーター・フリード

彼によれば、親自身、人に好かれるには、人並みの活躍をしなければいけないと信じて育ってきている。そういう親は、わが子がものごとを首尾よく成し遂げれば愛情たっぷり注ぐが、失敗すれば冷たく突き放す。

「子供の成績がよければにっこりと笑い、期待したほどよくなければそっぽを向く」と彼は分析している。

すると子供は、親を喜ばせることに依存するようになる。親の期待に応えないと、親の冷たい態度を感じたり、そのことで大きな痛手を負う。こうして愛情を注がれたり断たれたりすることが自己愛の土台をつくる。

そういう子供は、大人になってから社会や感情にかかわる難題に突き当たったとき、自分には拠り所にするべき感情の蓄積がないことに気づく。

愛情と信頼という基盤は子供のころの経験によって損なわれている。自己愛的な親の犠牲になった子供は、安定した人間関係をなかなか築けないことが多い。

自分の子供を達成に導くには、正しい方法と誤った方法がある。早くから成長に役立つものに触れさせることも、期待をかけることも、人生の困難に際して、根気強さや粘り強さを示してやることも、同じくらい大事である。

成功の報酬や失敗の懲罰として愛情を利用してはいけない。子供の能力への信頼を示し、子供の心を満たすために成功を求めるべきである。

3. 着実に、粘り強く

時間をかけて問題に向き合っただけだ。

アルベルト・アインシュタイン

粘り強さこそが凡人と成功者とを分ける大きな分水嶺である。粘り強さのレベルを調整する脳回路は可塑性を持つ、つまり変化させることができる。

重要なのは間欠強化である。とロバート・クローニンガーは語る。過度に頻繁に報酬をもらって育った人は、粘り強さを持たない。というのも、報酬が無くなれば途中でやめてしまうからだ。

自分自身の向上を求める人にとって、満足延期の能力は、新しい展望を開くために重要である。満足延期といえば、ウォルター・ミシェルの良く知られたマショマロ実験がある。

Very tempting Marshmallow test

 

この実験は非常に多くの検証例を持つ優れた実験であるが、幼いころから自分を律し、満足を延期することができていた生徒は、そうでない生徒よりも学業成績がずっとよかった。また、満足を延期したグループのほうが、社会や個人に関わる問題にうまく対処できるとわかった。

マショマロ実験では、満足延期の技能を高められることもわかった。この研究チームが行った副次的な実験では、目の前にある本物のマショマロを絵に描いたマショマロだと想像するよう頭の中で抽象化するように子供達に促すと、待っている時間が 6 分から 18 分に伸びた。

子供の満足の形態が、親や教師の関与によって変えられることなのである。満足延期の能力がスキルセットであることとそのスキルが獲得可能であることである。

子供は、欲しいものから気を逸らすこと、欲しいものを抽象化すること、自分の進歩を観察することなどを学習できる。

望みの目標を達成する為に自ら進んで満足を延期する事が必要になる状況で、欲求不満の緩和に有効な自制の手法を用いれば、子供は早期から明確な優位性を持つようになる。

ウォルター・ミシェル

満足を延期させる基本的な手法

● 自制の手本を見せること

子供に求める振る舞いを自ら実践すること。親が自制的な態度を示すほど、子供はよく吸収するようになる。

● 子供に訓練させること

子供の懇願にすぐに応えてやらないこと。欲求不満や欠乏にどう対処するかを学ばせる。自分の感情をなだめる方法を学ばせ、欲しいものが手に入れるのをじっと待てば、やがてうまくいくことを理解させる。

関連記事 【予想通りに不合理】 先延ばしの問題と自制心:なぜ自分のしたいことを自分にさせることができないのか

4. 失敗を受け入れる

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成功や達成を追い求めているときには、常識的な考えに反する状況が訪れることもある。そんなとき、弱さはむしろチャンスとなる。失敗は大きく開け放たれた扉である。あきらめること、あるいは子供の能力を見くびることこそ真の失敗なのだ。

つまり、子供のために問題を簡単にしてやる必要はない。むしろ、難しい問題を提供し、それに取り組んでいるところを監視し、様子を観て調整してやるべきである。

親と子が、吹き付ける風に立ち向かい、強まる一方の風圧にめげず前進しつづけることに満足を覚えるようになったとき、この世に素晴らしいサクセス・ストーリーが生まれるのだ。

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