【創造的読書で思考力と戦略眼を磨く】 批判的読書のコツ20のポイント
批判的読書のコツ20のポイントをここれは記しておきたい。
さらに詳しい内容は【知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)】を参照のこと。
- 読んだことのすべてをそのまま信じたりはしない。
- 意味不明のところは疑問を感じる。意味が通じた場合でも疑問に感じるところを見つける。
- 何か抜けているとか、欠けているなと思ったところに出会ったら、繰り返し読み直す。
- 文章を解釈する場合には、文脈によく照らす。
- 本についての評価を下す前に、それがどんな種類の本なのかをよく考える。
- 著者が誰に向かって書いているのかを考える。
- 著者がどうしてそんなことを書こうと思ったのか、その目的が何かを考える。
- 著者がその目的を十分果たすことができたかどうかを知ろうとする。
- 書かれている内容自体に自分が影響されたのか、それとも著者の書くスタイル(文体)に強く影響を受けているのかを見分ける。
- 議論、論争の部分を分析する。
- 論争が含まれる場合、反対意見が著者によって完全に否定されているのかどうかを知る。
- 根拠が薄く支持されていない意見や主張がないかを見極める。
- ありそうなこと ( 可能性 ) に基づいて論を進めているのか、必ず起きるという保証付きの論拠 ( 必然 ) に基づいて論を進めているのかを区別する。
- 矛盾した情報や一貫していないところがないかを見分ける。
- 当てになりそうもない理屈に基づく議論は割り引いて受け取る。
- 意見や主張と事実との区別、主観的な記述と客観的な記述との区別をする。
- 使われているデータをそのまま簡単に信じないようにする。
- メタファー ( 例え ) や熟語や術語、口語表現、流行語・俗語などの利用のしかたに目を向け、理解に努める。
- 使われていることばの言外の意味について目を配り、著者が本当にいっていることと、いってはいないが、ある印象を与えていることを区別する。
- 書いている事柄の内に暗黙の内に入り込んでいる前提が何かを知ろうとする。
出典 【Critical Reading Improvement,Anita E,Harnadek,MacGraw-Hill,Inc.,1969,pp.1-2】
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